辻村副社長が辞任した。
三菱ケミカルグループの執行役エグゼクティブバイスプレジデント(ファーマ所管)に4月1日付で就任するとのこと。
今はあえて深読みしない。

サンバイオは今後どうなるだろうか。
株券印刷業に成り下がることだけは避けてほしいと思う。

・世界初の再生細胞薬を承認申請まで持っていった功績。
・RーSATシステムという流通管理投与システムを築いた実績。
・保有する数々の特許群。
etc
積み上げてきた実績や功績は、それだけで人類にとって宝。

サンバイオのホルダーになって、5年弱が経つ。
とてもエキサイティングで楽しい時間を過ごしてきた。

積み上げてきたSB623の慢性期脳梗塞と外傷性脳損傷適応がどうなるのか、辻村副社長の辞任を持って気になっている方も多いと思う。
一方、パイプライン全体を俯瞰してみると、あくまで全体像の一部でしかない。
承認申請まで行けている事実は紛れもない事実だし、他のパイプラインが将来ブロックバスター(1剤で年商1000億円以上)になる可能性は俄然ある。
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自分は、もし保有するサンバイオ株が紙切れになったとしても、痛いには痛いが、人生が狂うほどでは全くない。他で得たキャピタルゲインもあるし、ポートフォリオの中で順調に伸びている他のものもある。
故に、副社長辞任は今までにたくさんあったエキサイティングな場面のあくまで一つで、サンバイオには引き続き頑張ってほしいと思っている。どこまで下がっても、今の保有株を手放すことはしない。
しかし、冒頭書いたように、株券印刷業に成り下がり、ゴールがあるのかないのかも釈然としない研究開発をダラダラと続ける他のだらしないバイオベンチャーのようになるぐらいなら、買収に応じるなりをしてほしいという考えは持っている。

旧東証マザーズを賑わせ、医学会に革命を起こそうとしているサンバイオには、いつまで経っても、どこまで行っても、自分の知る「かっこいいサンバイオ」であってほしいと思う。

「辻村社長辞任の裏には実はこんなビッグサプライズが潜んでいました」的な、
「辻村副社長が辞任しましたが、無事に承認申請が下りました」的な、
「眼科疾患系で超すごいこんな進捗が出ました」的な、
明るい話題を今は静かに待つ。

がんばれサンバイオ!

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