申請IR待ちわび中(今日の終値1198円)の今日「慢性期外傷性脳損傷患者の評価指標の比較をExpert Review of Neurotherapeutics 誌に発表」というIRが出た。

簡単にいうと、

既存指標じゃ、

「上肢が抜群に回復しても、下肢が全然回復していないから、指標的にはあまり回復していないことになる」 
とか、
「動かない指が自由に動くようになって大喜びだけれど、動かない足はそのままなので、指標的には全然回復していないことになる」
といった弊害があるんだけれど、 

「GOS-E」っていう指標じゃこういった理屈で慢性期ではイマイチで正確に指標に現れないから、「DRS」 と「 FMMS」っていう既存指標で、”最低どれだけ改善値を示せたらいいよ”っていう最小値(MCID)を定めたよ。だから、これからは外傷性脳損傷による運動機能障害を正確に測れるよ。


って言うIRだろうか。
 
つまり、より正確に臨床試験の結果が示せることになり、
このことによりTBI国際P3が磐石になると考えられるし、
既存FMMSで有効性を示すことができたTBI P2(主要評価項目達成)の結果が、一層芳しいものとして再提示できるかもしれないという期待を持つ。(PMDAも満額納得の申請受理につながる。)

慢性期脳梗塞のMCIDを設定することで、未達だったはずの治験の良好な結果を梗塞量を限って見れば示せたこと(2020年9月)と相まって、外傷性脳損傷も、慢性期脳梗塞も、脳出血も、他疾患も、MCIDの設定によってサンバイオに向かい風追い風(お恥ずかしいことにまちがえていました。修正します。)になると感じている。(ただ、このメリットは他製薬会社にとってもメリットになる可能性があるだろうが、医学の進展と見れば素晴らしいこと。)


2021年8月26日オンライン公開だったので、その時のIRでもよかったと思うが、雑誌掲載が今だったと言うことだろう。

TBI P2での移植部位と有効性との関連性を確認する研究が昨日10月31日までであった。このことや今日の動きなどを含めて、確実に駒は進んでいる。

申請をはやる気持ちはもちろんあるが、内外から駒の進捗は伺い見ることができるので、あとは待つのみ。もうサンバイオを信じられなくなった人もいるようだけれど、
自分は全っ然信じています♡
大丈夫、サンバイオならできる。



 
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