日本産業は、第三次産業革命で遅れを取った。優れた技術があるのにも関わらず、失敗を嫌う企業風土や、若いチャレンジャーを担ぎ上げない年功序列の文化、バブル崩壊のあおり。何より、「投資」をギャンブルとしか捉えない国民風土。これらが相まって、世界の中心から外されつつあり、黄昏時代に入っている。
第四次産業革命は、おそらく、ファーウェイ筆頭に、中国勢アメリカ勢に持っていかれることは確定だろう。日本勢も奮闘するだろうが、覇権競争の中心にはいないだろう。
その次。第5次産業革命はどうか。
量子コンピューター、通信の6G、バイオメディカルetc.
過去の轍を踏むべくこの辺りへの資本投下の重要性を働きかける政治家も最近ではいると聞く。
・サンバイオが、慢性期脳梗塞の提携を切った。
・サンバイオが、期日通りに申請をしないと言い出した。
特に我々個人投資家が、この程度の失敗(?)や過ち(?)で、社長を責めるようなら日本の将来は暗いと思う。市場がこの程度のことで大騒ぎをするようなら、日本社会の前進は望めないと思う。この太平洋の片隅に浮かぶ小さな島国らしい、偏狭で小さく、変に豊かになりすぎて、挑戦しただけでも素晴らしい人間に自分は何も成し得ていないくせに罵声を浴びせるような人間には絶対になりたくない。世界は広い。色々なことが起こる。幹細胞、SB623の持つ力は必ずある。サンバイオの今回の件も、騒ぐようなことでもない。
森社長には、今回の件も糧として、これからも頑張ってもらいたい。足がけ19年、ここまでやってこられたことは人類の敬意に当たる。少なくとも、幹細胞の「実用化研究」に残した功績は莫大。これからもご活躍されることだと思う。
日本の若者に、
「バイオベンチャーなんて立ち上げるものじゃない。」
「成果をあげても、実用化でちょっと計画を遅めただけでここまで言われるか?」
と思わせてはならない。
つまづきがない企業なんてない。1度や2度のつまづきなど、一笑しながら進んでいくぐらいの気概がないと企業経営なんてできない。なんせ、人類の光になる画期的新薬を作り上げようとしている。しかも、他家移植による大量培養で、その恩恵を受けられる人間は、ある程度貧富の格差なく万遍に広がっていくものになっている。ここまで夢と実績、将来性がある企業が国内にいくらある?
サンバイオをいろいろな意味で潰してはならない。萎縮させてはならない。こういった会社がアグレッシブに挑戦を続け、株主からも叱咤激励を受けながら揚々と邁進していける社会にしていかなければならない。
「運用資産」の資産における割合は
日本:15.1 % アメリカ:51.2 %
このデータから、日本人がいかに投資を忌み嫌っているかがわかる。このあたりをchangeしないと、第5次産業革命でうんくんかんくんの議論でさえ絵に描いた餅になってしまう。自分はプロフィールでも書いている通り、兼業から専業になりたいと思っている。専業になれた暁には、やりたいことはたくさんあるが、その一つとして「投資」を社会を成長させるエンジンだとして国民への啓発を進めていきたい。そして、第5次産業革命を、満を持して日本が主導権を持って進められるようにしたい。
がんばれサンバイオ!サンバイオの活躍は、日本全体の恩恵になる誇りを忘れずに!
コメント
コメント一覧 (15)
bobouchan
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bobouchan
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ただ、今回の件で許せないのは、あれほど明言していた今期内の承認申請をほとんど説明になっていない紙一枚で安易に延期したこと、さらに期限について来期などといった曖昧な表現をいまだに使っていることです。これでは説明会において、2020製薬会社に、2025グローバルリーダーにと高らかに宣言した森社長の言葉も信憑性に疑問が生じてきます。
全てが順風満帆にいくとは思いませんが、つまづいた時こそ、今後、どのように打開していくのかを、丁寧に説明するべきだと思います。それができないのであれば、これまで森社長を信じてきた株主も市場もサンバイオに背を向けることになると思います。
bobouchan
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僕はサンバイオにアサーティブにメールしました。僕は僕のやり方で、サンバイオを応援あるいは叱咤激励あるいは批評していきたいと思っています。みんなの持てる力で、サンバイオを前進、社会を前進させていきたいです。
bobouchan
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bobouchan
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bobouchan
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bobouchan
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泣き言なんてとんでもないです!みんなで応援しましょう!今こそ頑張りましょう!
bobouchan
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大日本と提携したのは、確か大日本の当時の社長からの熱烈ラブコールがあったから。と記憶しています。おそらく現会長の多田正世氏かと。2018に提携を切った帝人についても、その後も森社長が「大変お世話になった。」的な発言をされていたと思います。
今回の補足IRで地味に頭に残ったのは「円満な形で合意解消となりました。」です。喧嘩別れではない。サンバイオ側にとってはおそらく大日本についても、帝人同様の恩義を感じての別れではないでしょうか。帝人も大日本も、提携解消後も株式をそれなりに大量保有しています。提携は切るが、莫大なキャピタルゲインを得られる目論見があってこその大量保有だと思います。じゃないと、東証一部の企業にとって、マザーズの元提携先の株など保有する価値も恩義もない。もう一個強調したいのは、帝人と提携した時(2009年)も、大日本と提携した時(2010年オプション契約、2014年締結)も、サンバイオは上場前のただの弱小バイオベンチャーでしかなかったことです。あの時と比べれば、サンバイオの進化・価値向上はものすごく、積み上げてきた実績・データも豊富。このタイミングで、提携先がないとはむしろ考えられず、TBIの成功一つとってもSB623が喉から手が出るほど欲しいメガファーマは多いはずだと考えます。株価下落の今からTBI申請まで約1年とのことになるけれど、その間にメガファーマとの提携IRがくる可能性が高いと読めば、ここで手放すなんて馬鹿らしいこともない。よって自分は買い増ししたいです。「導出・提携」が目下目先の楽しみです。
提携・導出が来ることが、ものすごく楽しみです!
bobouchan
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bobouchan
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bobouchan
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