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本日14:00にサンバイオから急遽2本のIRが出た。
次のIRは、条件付き早期承認制度に「申請しました。」IRだとてっきり思っていたから不意を突かれたサプライズだった。なぜ14:00?と思ったが、どうやらスズケンの決算と合わせたらしい。それは納得。疑問が残るのが、「再生医療等製品製造販売業許可」IRの方は、今日より前の発表でもよかったと思う。なぜ今日?何か理由があるのか?どうでもいいようなことでもあるけれど、何か意図や追加IRがあると嬉しい。


PMDAのサイトhttps://www.pmda.go.jp/files/000216666.pdfを見ていると、「再生医療等製品製造販売業許可」の次は「製造販売承認申請」になり、つまりそれは早期承認制度のパッケージ下のことだから、いよいよ王手がかかった段階になる。ワクワク感が半端ない。


スズケンとは、物流及び商流の提携だから、生産はやはり日立化成か?と思うけれど、「再生医療等製品製造販売業許可」は、何か自社製造を匂わしているような妄想もしてしまう。(「製造~~許可」という名前だけからの勝手な妄想だけれども。)というのも、4月25日の日刊工業新聞で森社長が以下のように述べていることからも妄想が広がる。(下線は、ブログ筆者)

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SB623は自社で販売

―創薬ベンチャー業界では、承認されると大手企業にライセンスアウトするケースも多いです。SB623はどうですか。

「自社で販売する予定だ。慢性期外傷性脳損傷はリハビリで症状をやわらげることはできるが、薬や治療法、明確に確立された対処法はない。競合もおらず、自社販売で採算がとれるとみている」

―国外にも自社で販売するのでしょうか。

「マイナス150度C下であれば安全に保存できる薬。世界の物流網に乗せられる。販売先が海外でも日本で作って届けられる」

―製造に関してはいかがですか。

「現在、日立化成の子会社に製造を委託している。オプションの一つとして、今後自社で工場をもつことも考えている。また現在研究拠点は米国だが、今後日本にラボを持つことも検討している」
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上記のように、「今後自社で工場をもつ」「日本にラボを持つ」と気になる発言があるからだ。この件は、他では目にしたり聞いたことがない。サラッと言われているが、密かにずっと気になっていた。おまけに、市場に疑心暗鬼を生んでいる5月の70億の増資は、海外募集だから欧州や米国での話のイメージが強いが、よくIRを読んでみると、「日本市場に」「本邦国内の」と言ったことにも言及されている。ということは、70億使って、

「日本に自社工場建設」IR

とか、

「ラボ建設」 IR

とか、出かねない。というか出ても不思議でない。

ひょっとして、条件付き早期承認制度に「申請しました。」IRの前にこれらのIRが来るか??サンバイオのスケールっていうのは、いつも思うがはかりしれない。個人投資家が、「あの増資どうなった?」とか「IRが遅い」とか、「ホリエモンと対談するぐらいなら・・・」なんて言うつまらない不安たれている裏で、どんどん大スケールのことが運ばれていく。ああだこうだ口だけで言う社長ではなくて、言わずもがな水面下で行動を起こして結果を出していく不言実行の姿勢も、自分的にはかっこよく映るし、これぞ信頼に足ると思う。今日の2本のIRは不意を突かれたが、元気が出るIRだった。2018年11月のTBI成功前に発表された、9月の5社との業務提携IRを思い出した。サンバイオは、上場したに足る会社だと思う。株主から資本を集め、思い切り暴れてほしい。


がんばれ!サンバイオ!
SB623の上市はもう間近。そこからの成長も楽しみで仕方ない。


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