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ぼーちゃんのブログ〜がんばれ!サンバイオ!〜

世界初の再生細胞薬を開発するサンバイオを追うブログです。

2020年12月

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昨年年末に「サンバイオ 2019まとめ」としてサンバイオの一年を振り返ってみた。
今年も振り返ってみようと思う。

そもそも2019年12月13日に大日本住友との提携解消及び、申請するはずだったTBI適応の1年延期を表明。悪いこと尽くめのような2020スタート状態だったが、自分にとっては、「楽しみは先にとっておこう」ぐらいの気持ちでゆったり見守ってきた感がある1年間だった。本年12月にさらなる遅延を表明し、落胆度合いは大きいが、いつか、近い将来に申請には至ると思って、応援を続けていきたいし、期待をしたい。


1月
 糖尿病に対する再生医療等製品の開発について順天堂大学との共同研究契約締結。2019.12月の失望の中でのパイプライン強化への含みをもたせた共同研究契約。かなりの時間軸を要すると思うが、進展に期待したい。

2月
亜急性期外傷性脳損傷におけるS623の有用性検討を日本医科大学と共同研究契約締結。慢性期以外でどういう効果が出るのか。「脳外科分野はサンバイオ」と言われるぐらいの存在になって欲しい。早期な進展の発表を期待したい。

3月
コロナ禍により、決算説明会電話会議を開催。内事情を明るみにするような、事業進捗を明白に示そうとするような、今までより踏み込んだプレゼン資料が示され、とても今後への期待がもてた決算説明会だった。質疑応答の要約も後日開示され、会社の姿勢が改まっていることが見て取れ喜ばしかった。しかし、この姿勢が今年の年末に薄れてしまっていて非常に残念。ちなみに、3月16日コロナ売りで今年の最安値963円を付ける。

4月
4月7日〜5月31日コロナウイルス蔓延のため政府による「緊急事態宣言」発出という有事へ突入。そんな中、慢性期脳梗塞の解析結果をClinicalTrials.govに掲載。TBIのP2と慢性期脳梗塞のP2bの違いがありすぎて目を疑った。そしてこの違いが謎すぎた。しかし、9月にこの謎が明かされ、非常に嬉しいことになる。9月に確かストップ高2連だったか。今思えば、この頃から9月発表までに社内で様々手応えや可能性が見出されていたのだろうと想像する。4月28日には株主総会。株主総会はコロナウイルスのために規模縮小。総会後の事業説明会もコロナウイルスの影響で中止に。「適切なタイミングでインターネット等で事業報告を行う」とされており、後日の特別枠での事業報告説明会を期待していたが、結局それはなく残念に思う。結局、通例の決算説明会に抱き合わせたということだろうけども・・・

5月
金子開発部長が突然の転職。心筋再生医療の早期事業化に取り組む、出身校である慶應義塾大学発ベンチャーHeartseed株式会社の取締役Chief Medical Officer (CMO)に就任。残念ではあるが、経歴からも会社間を渡り歩き、医学の進歩を野心的に追求されている方なんだろうと想像する。こういう引手数多な生き方に敬意を覚えると当時に、新天地でのご活躍も応援したい。

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http://heartseed.jp/pdf/20200602_PR_kaneko.pdf より。 
 
6月
「希少疾病用再生医療等製品」(いわゆる「オーファンドラッグ」)に指定。今年の大きなIRの一つ。享受できるメリットは5点。
①優先的な治験相談及び優先審査の実施
②申請手数料の減額
③再審査期間の延長
④試験研究費への助成金交付
⑤税制措置上の優遇措置
これらのメリットも大きいが、2016年時点(213品目)で、65%以上という高い承認実績がある。ちなみに30%は開発中で4%が指定取り消し。個人的にはこの高い承認実績に期待しており、当局も申請ありきでの指定と思われ期待している。ちなみにSB623が受けている先駆け審査指定も、再生医療等製品で13品目申請があったうちのたった2件(オンコリスバイオファーマとサンバイオ )に与えられているので、決して広くはない門をくぐり抜けてきている。SB623は米国RMAT指定含めて様々な指定を受けることに成功している。この事実が、1バイオベンチャーとして大きく期待できる事実の一つである。

7月
CTOO(チーフ・テクニカル&オペ レーションズ・オフィサー)にクリストファー・ホーラン(Christopher Horan)が就任。人事については、ヤフー掲示板で皆さんが触れられているように、短期で辞めてしまう方がいるネガティブ事実もあれば、優秀な経歴の方が参入されていると言うポジティブな事実もあるようで、一度時間があれば本ブログでも考察してみたいと思っている。 

9月
脳梗塞の追加解析結果をIRで公表&決算説明会。4月の総会で治験未達の原因として「患者の症状の程度や背景に差があった。」との説明があった。本IRで明らかにされたのは、「梗塞巣体積の問題」。つまり患者の症状の程度や背景に差」であり、いつ把握していたのだろうか個人的に知りたいと思う。夢のある脳梗塞の追加解析結果と、期待の持てるTBI適応の今期申請への進捗具合の説明で、とても夢に溢れた良決算説明会だった。また、辻村さんが、執行役員専務→副社長執行役員及びCOOに昇格。2年前に森社長と川西会長がたってのお願いで入社したらしい辻村さん。さらなる活躍に期待したい。辻村副社長→オペレーションの統括。森社長→2025グローバルリーダーを見据えての活動。と言うサビ分けを示したことも、日本国内上市を見据えてのことであると思うが、どうだろうか。

10月
開発部長として成田裕保氏が入社。5月退職の金子さんの後任と思われる。成田さんは、ノバルティスでも経験がある方。やはり、専門家から見ても、SB623は有望だと言えるのだと思う。そして、シンガポールでの子会社設立表明。SB623の上市目処が立っているこそできる経営戦略であるとこの時は思ったし、会社の前進具合を体現しているような事項であると捉えている。2月1日に設立されることになっている。申請の遅延を表明している今、それでも設立するのかしないのか、注視したい。

11月
サンバイオ保有のケアネットの株式を東京海上へ譲渡の発表。12月に約30億円(566,572 株×譲渡日12月21日の終値5500円=約31億円 合っている?)の譲渡益受領。ケアネット創業はサンバイオ会長の川西さん。ケアネットは、コロナ禍の健康需要も相まって株価絶好調。お金が欲しいサンバイオにとっても、資本業務提携したい東京海上日動火災保険にとってもwinwinのやり取りで、見事な取引だったと思う。

12月
「非公表の情報が開示される虞に配慮し、公平な情報開示の徹底に一層心がけていくため」を理由に、電話対応の廃止を表明。その4日後、TBIの承認申請の2度目の遅延を表明。電話対応廃止はせめて「申請までのセンシティブな期間」等、期限を設けていれば納得できたが一方的な期限を限定しない廃止で悪手と言わざるをえない。このお知らせは暗に投資家に何かを伝えている気がする。「申請ができるかどうか」の確度が、自分の中で相当に低下してしまっている。再開のお知らせ、またはHP内の「よくあるご質問」の更新の頻度のどちらかを見て、サンバイオが言おうとしていることを機敏に察知していきたいと思っている。申請遅延の3つの課題については「計画どおりに進捗」と言いながら、今回さらに遅延する理由は「当局との継続的な相談や承認申請に必要な資料の準備などに時間を要しているため」とのこと。
この事実をどう捉えるべきか。
A:「計画どおりに進捗」なのだから1月末は超えるがとても近い将来に申請ができるのか、
B:新たな相談事項が発生していて、申請事態できない公算もあるのか、
全くわからず憶測しか生まない。 
そんな疑心暗鬼の中、12月21日にはみずほ銀行とコミットメントラインを再締結。銀行の融資は、その裏にある契約条件によって良くも悪くも読み取れる。今回は、
A:残りのケアネット株を担保にしているのか、
B:増資を確約しているのか、
C:はたまた近い将来の申請をみずほは確信しているのか、
理由が気になる。
ケアネット株の譲渡益獲得と、コミットメントライン締結の2大ファイナンスを踏んでいるのだから、投資家への増資の大義名分は十分できていると社は考えると思う。申請による株価高騰後の増資は歓迎するが、申請をしないままでの増資をするようでは、サンバイオの格が落ちると個人的に思う。




 こう振り返ると、波乱の2020年だったと思う。
 6月の「希少疾病用再生医療等製品」指定はとても大きい。先駆け審査指定制度や米国RMAT指定も受けているSB623。各種指定を、宝の持ち腐れにするのか、伝家の宝刀にするのか、2021こそ期待したい。
 それと、脳梗塞の追加解析結果。プラセボ群にも一定効いているのが気にはなっているが、今後の進展に期待と弾みをもたらす素晴らしい結果であったと思う。
 TBIは確実に進んではいる。発売準備(9月の段階で8割構築)しかり、申請準備しかり。もどかしさが募る一方だが、春の吉報を待ちたい。

 先日のNHKスペシャル「新型コロナで揺らぐ「科学立国ニッポン」の土台」で、科学の失敗を許容するような風土が日本から失われ、それが科学立国日本の衰退を導いている旨が取り上げられた。サンバイオがやっていることは、まさに世界最先端の科学で、もちろん失敗もある。それを寛容し、見守り、応援し、最終人類の幸せの増進に寄与して欲しいと願う。

がんばれサンバイオ!医学の大きな発展と、科学立国ニッポンの再興を!

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サンバイオが、SB623の申請の遅延を表明した。今月中の申請を期待・予想していただけに、残念でならない。

4日前の電話対応廃止のお知らせは非常に残念で、すぐに持ち株数を大幅に減らした。(不本意ながら。しかし、いずれまた減らした以上に買う。)どう斜に読んでも、4日後の決算での「良発表はない」と解釈できたからだ。振り返れば、慢性期脳梗塞の主要評価項目未達発表前日(2019.1.28)も業績予想下方修正というサインを出してきたと思っている。これらのサインは、株主への遠回しの配慮からか、はたは合法的インサイダーか。どちらかは分からないが、今回のサインは、機敏に察知した。断腸の思いで持ち株数を減らした。この経験は、投資家としての今後の経験に生かしたいと思う。2020年3月の決算説明会電話会議(いわゆる2回目のサンバイオショック後)において、森社長の「(2019年12月の1回目の申請延期について)大きな変更にも関わらず説明が不足していたことを反省しています。」「申し上げられることないことございますが、これからしっかりと開示を行なっていきたい。皆さんにその時点での最新の状況について、しっかりとご報告をしていく所存ですのでよろしくお願いします。」の低姿勢はどこへ言ったのか。この時の改まった会社の姿勢はどこへ言ったのか。不満は募るが、サンバイオを応援したい・応援する気持ちはなぜか変わらない。以下、今回の件で特に気になる2点に絞って考えてみる。

①「なぜ遅延しているのか。」
②「会社が匂わせてくるセンシティブさにどれほどの信憑性があるか」

この2点について考えてみたい。


①「なぜ遅延しているのか。」

サンバイオが指定を受けている「先駆け審査指定制度」は「対面助言・事前面談」→「先駆け総合評価相談」→「承認申請」→「審査」→「承認」へと進む。
「先駆け総合評価相談」は「品質」「非臨床」「臨床」「信頼性」「GTCP」の5区分で、最初の区分の資料提出から最後の区分の申請確認文書の伝達までは、4ヶ月程度が目安となっている。なので、この「先駆け総合評価相談」に入っているかどうかは非常に重要なことだが、機関投資家説明会での質問においても、「答えられない」で通されている。史上初の再生細胞薬だから当局も慎重なのだろうか?申請延期の3つの理由について前回9月と今回12月の情報を表にまとめてみた。

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9月より進んでるのかいないのかよく分からない。「計画通りに進捗」ということは、1月末日は遅延する公算が大きいけれど、2月ぐらいにはできそうっていうことだろうか。そう考えたいが、「計画通りに進捗」の論理的説明が不足していると言わざるを得ない。

「商業生産に必要な管理体制の構築」と「規格試験の確立」の2項目が
A:不十分なために「先駆け総合評価相談」にそもそも入っていない。
のか、
B:「先駆け総合評価相談」に入っているが、2項目のどちらかに瑕疵があって、それ以上進めない。
のか、
どちらなのか。投資家に明かされてもいいのではないかと思う。如何せん、投資判断がしずらい。このあたりは憶測でしか物が言えない。
9月段階で、森社長が現時点では予定通り進捗しており、今期中の申請に向けタイムラインには乗っています。ただ、確実にできるかというと、これから当局との話し合いの中で新たに対応しなければならないことが出てくる可能性もありますので、そこは断言するのではなく、特に投資家の方々に対してはリスクについてもきちんとお伝えしています。」発言をしている。(AnswersNews2020/09/24)今回の「計画通りに進捗」IRを見ても、あくまで順調で、1月末は無理でいろいろあるのも事実だが、確実に進捗しているということでいいのだろうか?こう考えていくと気になるのが、当局がらみ・薬機法がらみのことで以下②に続く。(薬機法、仕事が休みの日に改めて読んでみようと思う。今夜は時間がないので深くは考察できず。)



②「会社が匂わせてくるセンシティブさにどれほどの信憑性があるか」

今回の一連の会社発表には、安易なことは言えないというセンシティブさが非常に感じられる。

「お問い合わせ頂いた方のみに非公表の情報が開示される虞(おそれ)に配慮し」→投資家視点。薬機法がらみ?
「当社グループにおける技術的な極秘事項等に含まれるため、開示は控えさせて頂きます。」→会社視点。

「当局との相談状況は非開示事項に該当するため、当社としてコメントすることはできません。」→当局視点。薬機法がらみ?

「現時点から承認申請が許可され、次に承認が認められるまでの期間は、当局との協議内容等について、当社グループにおける技術的な極秘事項等も含まれること等から、機微な取り扱いが求められます。そのため、当局との協議の内容及びその状況については、承認申請時期の予定等も含めて開示を控えることになります。」→会社視点。当局視点。薬機法がらみ?

・投資家にとって
・会社にとって
・当局にとって
・法に則って?
リアルに機微な時期なんだろうと読める。

「納期を言えないなんておかしい」とか「期限ぐらい責任ある会社なんだから明示しろよ」という類の批判は当たらないと思う。それぐらいセンシティブな時期であるということを慮って、腰を据えて承認申請を待ちわびてもいい気がする。
 



サンバイオに期待する方々が、今までも、これからも多いのは、
◎TBIでは、FMMSのベースラインからの改善量は、SB623投与群で8.7点に対し、偽手術群では2.4点。(組み入れ患者61名)
◎慢性期脳梗塞では、梗塞巣サイズが一定量未満の患者77名(組み入れ患者163名の47%)を対象に、複合FMMSエンドポイントで、偽手術群26名のうち19%の改善に対し、SB623投与群51名のうち49%に改善が見られ、統計学的に有意な結果(P=0.02)。
というエビデンスがあるからだ。これを知らずに、サンバイオを批判するのはお門違い。 


 2ヶ月後の2月1日にはシンガポールに子会社が設立されることになっている。この進捗具合がどうなるのか注目したい。今後の直近カタリストはこれになるだろうか。TBIの国内申請は、SB623が世界に羽ばたけるかどうかの試金石だと思っている。これができるのとできないとでは、雲泥の差。 国内申請できるのであれば、あとは時間がグローバル企業へと押し上げていく。よって、超長期で応援するのみ。できないのであれば、応援する意欲が衰退する。それがはっきりするのであれば、保有は続けるが持ち株数はさらに大胆に減らそうと思う。(と言っても、医学の進歩という面で応援はしたい。)今回の件で、応援の視点をもちながら、もっとクリティカルシンキングをベースにサンバイオを見なければ、自分は投資家として成長できないと感じた。不本意ながらの持ち株数減少に現在なってしまっているが、応援したい気持ち、応援する気持ちは、変わらずにある。早々に、自分史上最高の保有数に取り戻したい。それをすべきかすべきでないかも含めて、投資家として、サンバイオ応援団として、またこのブログ上で色々と考えてみようと思う。

 
米国RMAT指定が生きるかどうか。
日本の先駆け指定及びオーファン指定が生きるかどうか。
全ては、国内申請できるかどうかにかかっている。
「3回目のサンバイオショックざまあ」
「サンバイオは信用できない」
「失敗ばかり」
心ない声も聞こえるが、上記のエビデンスと、慮ってもいい背景があるのだから、まだ様子を見たい。応援したい。

がんばれサンバイオ!
マジでがんばれ!国内申請!

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