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ぼーちゃんのブログ〜がんばれ!サンバイオ!〜

世界初の再生細胞薬を開発するサンバイオを追うブログです。

2020年10月

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※個人の単なるお楽しみ予想です。
※サンバイオの応援と、私個人の勉強を企図した記事です。
上記2点ご留意の上、お読みください。

世界初の再生細胞薬SB623の承認申請期待が高まっている。しかし、サンバイオは「申請ゴール」とは思っていない。そのはるか先を見ている。だから「10月中に申請を!」「申請はまだか?遅い!」という方の気持ちはよく分かるが、そう焦るものでもないと個人的には思う。・・・とは言っても・・・
いつ申請がなされるのか。それを心待ちにし、はやる気持ちが自分にもあるのも事実。そこで、「プロ野球はどこが優勝するか!」「宝くじはどこで買ったら当たりやすいか!」「今年の紅白歌合戦には誰が出場するか!」と言ったお楽しみ予想的なノリで、申請時期を予想し、秋の夜長を楽しんでみようと思う。

①審議会の日程から予想
薬事・食品衛生審議会 (薬事分科会)
は6月・9月・12月・3月に大体行われている。
 
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-yakuji_127844old.html 
当局により承認申請後の審査期間が6ヶ月間で対応可能と見込まれた時点で、サンバイオから承認申請可となるので、12月に申請し、6月の審議会で承認を得るつもりではないだろうか。12月の場合、例年13日か14日に決算発表をしているのでこの日に抱き合わせるかその直前発表だろうか。サンバイオがここを見据えている可能性はあり得ると思う。

先駆け総合評価相談の流れから予想
「先駆け総合評価相談」は「品質」「非臨床」「臨床」「信頼性」「GTCP」の5区分からなっている。最初の区分の資料提出から最後の区分の申請確認文書の伝達までは、4ヶ月程度が目安となっている。
スクリーンショット 2020-10-28 19.14.25
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000123357.pdf

9月の決算説明会では申請延期の3つの理由について概略以下のように述べられた。
①製造委託先への技術移転→「概ね完了」
②商業生産に必要な管理体制の構築→「品質保証体制はかなり充実してきている。」
③規格試験の確立→「ロバストな堅牢性の高い方法の開発の最終段階」

 ②と③が、先駆けの5区分のどこに入るのか。おそらく、「品質」「信頼性」「GMP」だろうか。だとしたら、この3区分については9月の段階では資料提出をしていないと仮定できる。また上図からうかがえるのは、「搬入」即「申請可」ではなく、「照会事項送付・回答提出」等サンバイオと当局(PMDA)がやりとりを踏まえる様子。なので10月申請はほぼないと読む。10月11月には搬入し、12月(ひょっとすると1月)にはやりとりを終えて「申請可」としたい意向ではないだろうか。


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結論

12月が濃厚

※繰り返しますが、単なる個人が楽しんで予想しているだけです。
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サンバイオには、可能であればこのあたりの進捗具合を公表して欲しいと思う。投資家の「安心」を得るのも、上場企業の大切な経営戦略ではないでしょうか。(IR担当の方のお目に触れる機会がありましたら、ぜひよろしくお願いします。)

1月あるいは1月以降予想も相手(当局)あってのことなのであり得るかもしれないが、「私が社長として直轄で進めてきた外傷性脳損傷の国内申請のプロジェクトも、今後は辻村が引き継ぐ。辻村が執行の責任をとり、私はグローバル戦略を見ていく。」(森社長 四季報ONLINE 2020.10)発言から粗方の目処が立っているのだと思う。さらに、シンガポールの子会社設立表明などなど、申請への本気度は高く、その先へ駒を進めていこうとする会社の姿勢には頼もしいものを感じている。

秋の夜長、予想をして楽しんでみた。承認申請がなされれば、サンバイオはバイオベンチャーから製薬企業への大きな転換を図れる。だから申請が楽しみで仕方がない。がんばれサンバイオ!12月の素敵なクリスマスプレゼント、楽しみにしています!


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①シンガポール考


サンバイオが、シンガポールに子会社設立を表明した。

厚労省資料https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000074947_6.pdfによると「シンガポールは、世界的に主要な物流ハブであることや政治的安定のほか、新薬審査が明確で、法人税が低いといったメリットがあることに加え、シンガポール経済開発庁(Singapore Economic Development Board:EDB)がバイオ医薬を長期的な国家成長戦略に掲げ、積極的な誘致を進めていることもあり、多くの医薬品グローバルメーカーが進出している。本調査の対象企業についても10社全てがシンガポールに現地法人を有している。」とされている。他事例で調べてみても、世界のメガファーマがこぞって進出しており、アジアでの製薬業界の中心地であることは間違いない。アジア太平洋地域は成長が著しく、今後日本のGDPを抜いていくとみられる国も多い(汗)。その新興国の重要な市場にアクセスしやすいのは、シンガポールだ。


武田薬品は、アジア太平洋を含む新興国の事業を担当する部門「Emerging Markets Business Unit」の本部を、2015年にわざわざスイスのチューリッヒからシンガポールの「バイオポリス」内の新オフィスに移転している。バイオポリスは生体医療工学分野の官民連携研究開発拠点として建設された高層ビル群。国家挙げてバイオに力を入れている。


辻村副社長や、山本事業部長が過去に勤めた参天製薬はASEAN地域での規制情報の迅速な入手と、ASEAN・インド地域での承認取得を加速させ、ASEAN事業の拡大を目指すとして2013年にシンガポールに現地法人「サンテン・ファーマシューティカル・アジア・プライベート・リミテッド」を設立。特筆すべきは、参天製薬のこの強烈なグラフ。https://www.santen.co.jp/ja/ir/document/pdf/mtg2020_1q.pdf 
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 シンガポール進出後のアジア事業の伸びが半端なく、サンバイオも今後、このような軌跡を描くことを期待したい。2020総会で森社長が「販売面につきましては山本が日本・アジアの責任者として事業部長としてやっていますが、彼の元に実際の販売、ブランドを担当していくようなチームですとか、或いはメディカル・アフェアーズのチーム、或いはですね、薬価の交渉をしていくようなチームですとかを現在、チーム化しつつあるところであります。」と言っている。山本事業部長がシンガポール社長になり、今後ご活躍されていくことを応援したい。



②1月末までのSB623承認申請の可否考

振り返れば2019年

4月にSB623がTBI適応で厚生労働省「先駆け審査指定制度」の対象品目に指定を受けた。

10月18日発行のブリッジレポート内で森社長が「まずは、日本における外傷性脳損傷の今期2020年1月期中の承認申請、来期2021年1月期中の販売開始という計画の進捗に期待していただきたい。」という発言をしている。この発言の罪は重い。

そして12月13の決算短信の中で、TBI申請の遅延を表明。


という経緯があった。


先駆け指定を受けた後は、「対面助言・事前相談」→「先駆け総合評価相談」(「品質」「非臨床」「臨床」「信頼性」「GTCP」の5区分からなっており、最初の区分の資料提出から最後の区分の申請確認文書の伝達までは、4ヶ月程度が目安となっている。)→「承認申請」となる。2019年の10月頭には「先駆け総合評価相談」に入っていないと2020年1月末の期日には間に合わなかったことになる。10月発行のブリッジレポートのインタビューを何月に受けたかはわからないが、ブリッジレポート発言は未熟で不誠実な会社の対応であったという非難は甘んじて受けなければならないと思う。(ちなみに、この号の更新だけ不自然にIRされていない。)4月に指定を受けたばかりであり、「細胞製品を商業用に作っている企業は世界的に見てもまだ少ない。そんな中でやっているので、すべてを想定し切れなかったということですね。(2020AnswersNews 森社長)」ということを差し引いても、2019夏頃には、申請延期をしなければならない状況は分かっていた可能性もある。この辺り、いつか総会に行けた際には質したい。2020の現状、株価が上がらないのも、こういったことへの市場の不信感があることも間違いないと思う。



では、2020秋、今の現状はどうか。

2020年9月24日に出たAnswersNewsのインタビュー記事で森社長が「現時点では予定通り進捗しており、今期中の申請に向けタイムラインには乗っています。」と述べている。これは現時点で先駆け総合評価相談入っていなければできない発言で、やはり先駆け総合評価相談に入っていて順調であると見ていいと思う。(先述の2019年ブリッジレポートの事例があるので、信用しすぎは危険であると思うが、2019と2020では背景が全く違う。その背景とは以下の通り。)


2020年9月の決算説明会では概略以下のように述べられた。

申請延期の3つの理由について→「かなりの手応えのある進捗を経てきております。」

▽製造委託先への技術移転→「概ね完了」

▽商業生産に必要な管理体制(特に「原材料管理」「品質保証」「分析体制」)の構築→「品質保証体制はかなり充実してきている。」(他は説明の中で省略されたので把握しきれず。)

▽規格試験の確立→「ロバストな堅牢性の高い方法の開発の最終段階」

今のところ、タイムラインに乗っている事は間違いないと信じる。森社長が言うように、予期せぬ課題が出現した際はしょうがないが。ちなみに、「4ヶ月程度目安」の「先駆け総合評価相談」に仮に9月初日に入った場合、12月末を目安にすべての区分の提出を終えなければならない。7月初日だとしたら今月末が目安。承認申請まで目前であると信じる。人員の増加やシンガポール子会社設立、SB623の販売名(「アクーゴ」「サンステムザ」「ゼルブリッジ」)の商標登録出願済、販売体制の8割構築など、上市への本気度は、我々投資家より、サンバイオ社員さんたちの方が高いかもしれない!
自分は今まで通り俄然サンバイオを応援します。がんばれサンバイオ!

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