「本試験の結果は、今後の学会等で発表する予定です。」
この時点では、発表する予定になっている。薬効は確実に認められたものの、主要評価項目を統計学的な要素でギリギリ達成できなかったとか、投与群別に解析すれば達成できるとか、思っていた。いずれ解析結果が出て、SB623の確かな効能が世界に示されると思っていた。
「詳細結果解析中」
というアナウンスが続いて、約11ヶ月後。
12月13日(金)に、大日本住友製薬との提携解消IR。このIR後の12月16日(月)午前7時43分に三菱UFJモルガン・スタンレー証券のレポートが更新された。シニアアナリスト若尾正示氏が以下のようにレポートに書いてある。(噂には聞いていたが、自分の目で確かめたかったので口座を新規開設して確認してみた。)
「同社が開発を継続する裏づけとしているフェーズ2b試験の結果は、次試験のプロトコルが固まり、試験開始となったタイミングで明らかとする模様。」
しかし、このレポート更新のわずか数時間後に、サンバイオから次のIR。 更新日は、12月16日(月)確か大引け後だったか?昼間だったような気も?
がっくりの非開示方針。何かしっくりこない。非開示にするとか、大日本と提携解消したとか、TBIの申請を延長したとか、そこにみんな怒っているのではないと思う。少なくとも、自分はそこは特に気にならない。気になるのは、どうして非開示としたのか。
思ったより薬効が示されなかったから(それならそれでしょうがない。)
とか
大日本との契約条項から
とか
競合他社にヒントを示してしまう可能性があるから
とか
MUMSSに言った通り、次期試験開始と同時に開示する
とか
細胞融解後の活性化について問題が生じていた
とか
投与方法の問題が浮き彫りになった
とか
その理由が知りたい。
今の最新IRは「非開示」なので非開示なのかもしれないが、MUMSSレポートが言っていることがいつどこの情報なのかMUMSSに聞いてみてもいいかもしれない。 先ずは、サンバイオ IRにこのブログ記事を送ってみて、どうして非開示方針をとったのか説明するよう強く要望してみようと思う。それで叶わぬなら、4月の株主総会で。
【以下 追記】
MUMSSに確認してみた。
仕事で窓口には行けないので、書面で月曜日に質問。→翌日火曜日に電話が来る。「今書類を集めているところで返事は明日になる。」→水曜日「担当部署の担当者(若尾氏ではない。)が出張中なので、明日か明後日にもう一度電話連絡します。」→金曜日「説明会を聞いたことからの’推測’です。」
とのこと。
MUMSSの担当者様には、お手数をかけました。終始丁寧に対応してくださりありがとうございました。
分かったことは、
「証券会社のレポートは、表記のアナリスト一名で書いているわけではなく、担当部署などがあり、複数人で書いてある。表記アナリスト名は代表者名。」
「残念ながら、脳梗塞データ非開示が今の既定路線で間違いなし。」
色々勉強になりました。