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textream上にあった、サンバイオのSB623に突っ込む意見に、いちいち反論してみる。

こういうアンチの意見は耳を貸すに値すると思うが、一つ一つを吟味すると嘘の流説の域を出ないと判断できるものも残念ながら多数ある。下記1~6は、ある投稿者が書いていたSB623への疑問や弱点。そこへ自分なりの反論を考えてみる。



1 mRS改善無しの効果の弱さ

 これは、「改善なし」ではなく、測定数値として好ましくなく「判定なし」が実際には正しいところ。患者さんによっては当てはめればmRS数値でも改善しているのは素人目にも明らかで、急性期に用いる指標のため採用していないというのが実際。



2 P1/2aのN数の少なさによる再現性の弱さ

 N数が少ない=再現性が弱いと言えるか?(まあ言えるか。)そもそもP1とP2でN数があるならそれはP3であって、あくまで今あるデータはP1とP2。TBIのP2で再現性はすでにある程度証明されている。P1/2にP3同等の成果を求めている時点で議論が噛み合わない。



3 帝人の権利放棄 

 全世界の多数が慢性期脳梗塞P2成功するだろうと思っていたのが実際であると思う。なにせ数ヶ月前に判明したTBI成功があるのだから。もちろん、創薬の難しさやサイエンスの厳しさの現実から半信半疑の人も多数いただろう。言えるのは、治験結果は「神のみぞ知る」領域であったということ。地震などの災害を人間の誰もが予測できないのと同様である。帝人の権利放棄は、まるで帝人が治験結果が判明する何ヶ月も前から結果が分かっていたような言い方だけれど、そんなことは100%不可能。帝人が有していた国内慢性機脳梗塞治験の権利は、先行する米国治験結果を国内に挿入して進める=SB623日本での世界初のローンチを!というサンバイオの意思に引き継がれ、この件はそれを帝人が認めた形である。権利放棄後も帝人は株を大量保有。その保有数は今も変わっていない。



4 50施設の医師の投与手技のバラツキ

 慢性期脳梗塞治験の主要評価項目未達の発表後に一気に噴出した見方で後出しジャンケンで言うな。論文を読み込んでいた誰もがここにまでは気が付けていなかった。後付けの解釈としては正しいと思う。ただ、こういうことが見えてくることもP2の価値ではないか。この要因は、P3で改善すればいい。そのためのP2だ。



5 一夜で治ったソニアさんの心理的プラセボの可能性

 プラセボであそこまで治るか?しかも、ソニアさんは、長期的に改善が進んでいる。それは、プラセボではないということではないか。一夜で改善したことへの説明も、金子開発部長がきちんと行っていたと思う。プラセボ効果は脳の病にも存在することを認めるも、ソニアさん実例を「プラセボだ。」の一言で片付けるのは冒涜。



6 途中の被験者選定要件の緩和など

 これも、慢性期脳梗塞治験の主要評価項目未達の発表後に一気に噴出した見方で後出しジャンケン。論文を読み込んでいた誰もがここにまでは気が付けていなかった。後付けの解釈としては正しいと思う。大切なのは、緩和=薬効への疑問ではなく、緩和=治験を急いだor緩和=薬効を幅広く確かめたかった。など、マイナスな要因にはならないはずだ。



「以前からSB623についての弱点や疑問は尽きませんでした。」と投稿者は書いているが、特に4と6については後出しジャンケン感が半端ない。 こういう一見正しいかもしれないが、実は的を得ていない投稿は、自分の判断を見つめ直す契機になってありがたいし、株取引においては、こういう意見に素直に耳を傾けることが大切であると思う。




4月8日に厚生労働省「先駆け審査指定制度」の対象品目に指定の発表があった今、あとは「申請しました。」アナウンスをただ待つのみ。米中貿易戦争が過熱しようが、他の地合いが悪かろうが、ただそれを待つのみ。海外募集による新株式の発行が5月29日に払込期日を迎えることも、これから面白いことをになりそう。


もう一個思うのは、白血病新薬「キムリア」の薬価3000万円overが最近話題になったが、やはり自家由来の薬品はオーダーメイドで高額になってしまう。サンバイオの他家由来大量生産技術は、やはり突出したもので、こういったことから他製薬企業と提携が進んだり、買収によってパイプラインが強化されたりしないだろうかということ。


サンバイオの持てるポテンシャルはやはりすごく、投資するに値する会社だし、面白い会社だという実感が日を追って増す。 


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