バイオベンチャーであるサンバイオに投資して、社会貢献の一翼を担えたとして密かに嬉しいのが、2018年3月の突然のMSワラントをまたげたことだ。
当時は、決算発表で森社長が「資金面では問題ない」と明言された直後の増資発表だったので、大いに引っかかったけど(「開発資金」は確かに足りていて販路拡大や、流通面での増資とのことなので一応納得はしたが・・・今だに少しあの発言には引っかかっている。) その後に、日立化成との業務提携や、5社との資本提携を発表したので、私腹を肥やすMSワラントではなくて、戦略的MSワラントであったことは今になって十二分に納得できるし会社として有言実行であったことをすごく評価している。
悪名名高いMSワラントを突如実行して、不安を抱いた投資家は多数に上るはず。
yukiyukiさんのこの記事は大変勉強になる。→ https://yukiyuki13.net/2017/11/27/msso/
自分も、当初は大きな困惑を覚えた。
その後、この増資が原因とは断言出来ないがある程度下げる場面も確かにあったが、無事に伝説の2018.11.1(TBI治験有意差あり)を迎え、この頃の株価や不安は過去の遺物となった。
投資を通して社会に貢献したいと思っている自分にとって、この増資をまたげたことには大きな意味がある。約5000万株しか発行していないこのサンバイオという会社の、しかも会長・社長が多数の株を持っていて、ただでさえ浮動株が少ないと言われているこの会社の株を一定数持っていて、増資発表後も1株も売らずにホールドし続けたことは、増資への懸念からくる株価の下落を下支えして、エクイティファイナンスを予定金額を下回るとはいえ成功させたことに貢献できたと思うからだ。この増資成功をまたぐ投資は、画期的新薬の誕生に一定の貢献をしていることとも言えると思う。発行済株式数を自分の持ち株数で割って「◯パーセント、人類を救う画期的新薬の開発に資金面で貢献できた。」 というのは、下衆い考えかもしれないけれど、自分のような弱小個人投資家には意外と大きな喜びがある。
投資で社会貢献をしようと思えば、
・増資をまたいでホールドを続け、株価下落を食い止める。
・中長期ホールドをして、その企業価値を高める。
このようなことだろうか。
今はとにかくサンバイオに集中一本投資。
「脳は再生しない」という旧来の常識を打ち破る画期的新薬の誕生までもう少し。
サンバイオが世界随一のメガファーマになるまで応援し続けたい。
そして、その報酬として自分は今の仕事をアーリーリタイアする。
世間よし
会社よし
投資家よし
三方よしのサンバイオ。
来月だろう慢性期脳梗塞のフェーズ2治験結果が本当に楽しみ。
世界に衝撃を与えるだろう。